CNS 中枢神経系疾患 NAVIGATOR
CNSとは?
CNS領域の病気と神経伝達物質
CNS領域の病気
うつ病
認知症
不安障害(パニック障害など)
片頭痛
PTSD(心的外傷後ストレス障害)
てんかん
不眠症
パーキンソン病
CNS関連団体リンク
ファイザー株式会社
CNS領域の病気 pfizer NEUROSCIENCE

片頭痛 片頭痛は繰り返し起こる慢性頭痛の一種で、有病率は15歳以上の日本人の8%、30代の女性では5人に1人が悩んでいるという、決してまれな病気ではありません。しかし患者さんの多くは病気という自覚がなく、病院へ行くことは少ないようです。20〜40代の女性に多いことも特徴です。
片頭痛関連おすすめサイト
スッきりんのバイバイ頭痛講座[スッきりんのバイバイ頭痛講座]
スッきりんと学ぶ頭痛基礎講座。自分に合った頭痛の治し方を知って毎日の生活をスッきりさせるのに役に立つ生活情報をご紹介しています。

病気が起こるしくみ
拡がった血管が周囲に炎症を起こし、それが痛みに
脳内のセロトニンという神経伝達物質が、何らかの刺激で多量に放出されて脳の血管を収縮し、次に、大量に使われたセロトニンが不足すると、血管が急激に拡がります。その際拡がった血管が周囲にある三叉神経を直接刺激し、さらに血管周囲に炎症が起こり、痛みが生じます。
症状
痛みの症状でみる片頭痛と緊張型頭痛のちがい
片頭痛の特徴を、主に筋肉の緊張により起こる緊張型頭痛と比較してみます。

片頭痛
緊張型頭痛
痛みのタイプ 起こりはじめは、ズキンズキンという脈打つような強い痛み。 頭が締め付けられるような持続的な鈍痛。
痛みの起こる場所 片側の目からこめかみにかけて痛むことが多いが、しだいに両側に拡がる。 頭全体、特に後頭部や頭の周囲(はちまきを巻く位置)が痛む場合が多い。
頻度と持続時間 発作的に起こり、月に1〜2回、多い場合は週に1〜2回。
1回の発作は4〜72時間続く。
発作性でない持続痛で、数日間からほとんど毎日まで。1日中痛むこともあるし、数時間で治まる場合もある。
前兆症状 閃輝暗点、半側視覚障害、まれに片麻痺など。
なし
頭痛以外の症状 音過敏、光過敏、におい過敏、吐き気や嘔吐など。 肩、くびのこり、食欲低下、目の疲れ、耳鳴り、めまいなど。
前兆と予兆
20〜30%の患者さんは片頭痛発作前に前兆が現れます。最も多いのが「閃輝暗点(せんきあんてん)」で、視野の中心にチカチカと光るフラッシュ状の光線が現れます。また、発作の数時間から1〜2日前に"何となく頭痛が起こりそう"な気配を感じることもあります。これは予兆と呼ばれ、気分の落ち込みやイライラ、空腹感、あくびなどもそのひとつです。
素因(病気が起こりやすい体質)・誘因
片頭痛は遺伝的要素が強く、特に母親が片頭痛の場合は遺伝する確率が高くなります。また精神的ストレスからの開放、寝過ぎや寝不足、疲労、人混みや騒音、まぶしい光、気候の変化などにより発作が誘発されます。チョコレートやチーズ、赤ワインなどの食物や、ニトログリセリンなど血管を拡げる作用のある薬も片頭痛を誘発するといわれています。
治療
痛くなった時の薬と、痛くならないように予防する薬があります。
薬物療法
●発作時の治療
薬局で売っている頭痛薬で効果が見られる患者さんもいます。薬局で売っている頭痛薬は"頭痛が起こりそう"な気配がした時点で服用するとよいでしょう。しかし、一般の頭痛薬で効果がない場合や、日常生活に支障が出るほど痛みの強い場合は、病院で診察を受けます。病院で処方してもらえるトリプタン系薬剤は、セロトニンの働きを強めて拡張した血管を元に戻す作用をもつ、片頭痛だけに効く薬です。また、以前から使われてきたエルゴタミン製剤も効きます。
●発作が起こらないようにするための治療
発作が頻繁に起こる場合には、カルシウム拮抗薬その他の薬を毎日服用し、発作を予防します。
薬以外の対処法
片頭痛が起こった場合はまず暗い部屋で横になり、静かに休むのが一番です。また、頭を冷やしたり、痛む部分を指でぎゅっと押さえると楽になる場合もあります。温めると悪化する場合があるので注意しましょう。
 ■主な参考図書
岩田誠ほか:毎日ライフ 頭痛を治す, 2000(7月). 毎日新聞社
下村登規夫、高橋和郎:SCOM・014 頭痛 どう捉え、どう治すか(第1版第3刷),1997. 金原出版

Copyright 2002-2008 Pfizer Japan Inc. All Rights Reserved.